Photoshopで直線を引く方法は、ブラシツールや消しゴムツールでshiftを押しながら、始点と終点をクリックすると行うことができますね。
今回は、1pxはどうやって直線を引くのか様々な種類をご紹介します。
Illustratorからペーストして持ち込んだラインもビットマップにのせることで、ピクセルがぼやける場合があります。
状況によって使うツールが違ったり、どのやり方がやりやすいか見てみましょう。
目次
長方形選択ツールにある一行選択ツールを使う
選択範囲ツールで1px専用が用意されています。
- 一行選択ツール
- 一列選択ツール
一行の場合は、どこをクリックしてもキャンバスの横幅いっぱいに選択されます。
一列の場合は、これまたクリックやドラッグでも可能ですがカンバスサイズの上下いっぱい選択状態になります。
その選択範囲をF5キーで「塗りつぶし」することで、1pxのきれいな直線がPhotoshopで引けます。
1pxのレイヤーを引き伸ばす方法
1pxの塗りつぶされたレイヤーを[⌘T]で変形することで、1px線を引くやり方。
あまり使う方法ではないかも知れませんが、元々ラインを引く位置がきまっていて、そこから[⌘J]でピクセルを抜き出して線を引く時に便利です。
上下左右どちらにも方向が行けるので、配置がきまっている場合に役立ちます。
また、[⌘+shift+J]を行うと抜き出し元のレイヤーから、ピクセルが抜かれて新規レイヤーになります。ちなみに前述の[⌘J]の場合は、元レイヤーに画像を残したままとなります。
ラインツールを使って1px直線を引く
王道といえば、このラインツール。
1pxで細すぎる場合は、2pxと簡単に強弱をつけられるところと、Photoshopの図形ツールなのでピクセルがブレた1.5pxみたいなことにはなりません。
オプションパネルで2pxにしたのに反映されない!なんで?となる場合は、図形の外枠線のpxを調整してしまっている可能性があります。
くっきり1px引けるのラインツールでも、画像の解像度を変更すると1pxがぼやける場合があります。
その時は、図形ツールで再度1pxと変更してあげるか、ピクセル的に無理な位置にある場合もあるので0.5pxぐらい許容する範囲で移動すると、きれいな1pxに戻ります。
1pxの直線を実際に使うシーン
当ブログで以前紹介した記事の画像にも、この1pxラインは使っていたりします。
ガイドの蛍光緑の1px線は、書き出し形式の時に消えてしまうのでレイヤーで一行選択ツールを使って行いました。
少し細すぎたので、レイヤーを複製して1pxずらして2pxにした感じです。
ガイドが表示されている状態自体をスクショしてもよかったのですが、手間が増える方法なのでそのまま消えてしまうガイド線を予め付け足していたかたちですね。
ノートの罫線のようなデザインに
一行選択ツールや一列選択ツールは、いったい何に使うんだ?使い道があるツールなのかというと前述のガイドはたまたま必要性がありましたが、確かに使う機会は少ないかもです。
ノートの罫線を消すために使うなんて情報もありますが、ノートの罫線のようなデザインをする時に使えるのでないかとご提案でした。
また、HTMLでなくどうしても画像で表組みの図解が欲しい場合、かつ1pxにする必要がある場合・・・は、使えるでしょう。んー、SVGを使うかなとも思いますけどね。
直線を引くshiftを押しながらクリック
最後にやはり紹介しておきたいのは、shiftキーを押しながらクリックして直線を引く方法。
始点と終点は任意の場所をクリックしていくと、その間が直線で結ばれます。
1pxで使うことはまずないと思いますが、まっすぐな線を引く意味においては最も簡単です。
ブラシ、スタンプ、消しゴム、覆い焼きツール、ペンツールなど何にでも使える方法です。
- 始点と終点をshiftクリックで直線に結ぶ
- shiftを押しながらドラッグで垂直水平と45度を描く
上記の2種類があるので、混同しないようにしましょう。
移動にも垂直水平は使えるので、shiftを押しながらドラッグでレイヤーを運ぶことが可能です。
簡単な切り抜きの時に
直線的な商品パッケージの写真切り抜きや、屋根、地平線など、簡単な切り抜き作業のときshiftクリックを使ったりしますね。
クリッピングパスや自動選択するまでもなく、消しゴムツールで直線的に短時間で消すときにも安直ですが、shift直線クリックは出番があります。
あとがき
Photoshopで直線を引く方法はいかがでしたでしょうか。
図形ツールで1pxにならないんです〜という意見(それは外枠だから!)は、現場で実際に質問されたことだったりします。
フォトショで、ただ線を引くだけでも用途によって様々ありましたね。
是非、参考にしていただければ幸いです。